推し活×鬼滅の刃〜第3話:鬼化したオタクの末路と、推しから遠ざかる現実〜

「推しが好き」という気持ちは、本来とても美しいものです。
けれど、その想いが“強すぎる”とき、光は闇に変わります。
第3話では、いわゆる“鬼化したオタク”――つまり、推しへの愛が執着に変わったときに起こる悲しい現実について考えていきます。

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推しを想うほど、推しから遠ざかる矛盾

鬼化したオタクの特徴は、「推しとの距離を測れなくなること」です。
最初は「応援したい」「力になりたい」と思っていたのに、次第に「自分がいないとダメになってほしい」「他のファンより特別でいたい」と思ってしまう。

結果、推しの発言ひとつに過敏に反応し、SNSで感情的になったり、現場で不自然に距離を詰めたり――。
その行動が、推し本人に“怖い”と感じさせてしまうこともあるんです。

『鬼滅の刃』に見る「執着」の行き着く先

鬼たちは、みんな最初は“人間”でした。
誰かを想う気持ち、守りたいという願いがあったのに、それが叶わず、悲しみと執着に飲まれ鬼になっていく。
それはまるで、「推しを好きすぎるあまりに自分を見失ったオタク」の姿と重なります。

強い感情を持つこと自体は悪くありません。
でもその感情を「相手にぶつける」か「自分を磨くエネルギーに変える」かで、結果は大きく違うのです。

“愛”と“執着”の境界線

推しを大切に思うことは素敵です。
ただし、“愛”は相手の幸せを願うこと、“執着”は自分の満足を優先すること。
その境界を越えた瞬間、推し活は“応援”ではなく“支配”へと変わってしまいます。

そして皮肉なことに、その瞬間こそが――
推しとの距離が最も遠くなる瞬間でもあるのです。

救いの鍵は「自分に戻ること」

鬼滅の刃の登場人物たちがそうであったように、人は誰でも闇に落ちる可能性があります。
でも、人間に戻る道もまた、誰にでも開かれている。
その鍵は、「推しに何をしてもらうか」ではなく、「推しを通して自分がどう成長するか」を考えること。

推しを愛する気持ちを、自分の努力

推しメイプレス編集部S

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